本来、チラシの配布、交付や貼出しの活動は、公共の利益と社会進歩のために行われている。ましてや、 配布し貼出すことによって、はじめてチラシ として機能するわけで、もし、配布や貼出しを制限したり禁止すると、チラシはチラシでなくなって、表現の自由の 一部がつぶされ、次つぎと表現の自由の侵害範囲は広がっていくであろう。
職場外では、街頭宣伝とターミナルでの集団ビラ配布への法規制、警察の許可「指導」 が大きな問題だ。規制の根拠は道路交通法、道路交通規則、条例とされているが「危険と占有による著しい影響」以外に、実質的理由はない。 このほか、選挙の公示日から当日までのビラチラシ、 機関紙誌などは選挙報道については公職選挙法の規制 をうけるので、作成前に条文に目を通して、編集常識を養っておこう。